血糖値を下げるためには、食事の見直しと並んで「運動」がとても大切といわれています。
でも、「運動は苦手」「運動する時間がない」と感じている人も多いのではないでしょうか?
実は、運動が苦手な人でも無理なく続けられる血糖値対策はあります。今回は、体に大きな負担をかけず、日常生活に取り入れやすいエクササイズを5つご紹介します。
なぜ運動が血糖値に効くの?
運動をすると、筋肉がブドウ糖(血糖)をエネルギーとして消費するため、血糖値を下げる効果が期待できます。また、筋肉量が増えると基礎代謝も上がり、インスリンの働きが改善されることもわかっています。
特に「食後の血糖値スパイクを抑える」には、軽い運動がとても効果的。重要なのは、激しい運動ではなく、続けられる運動を選ぶことです。
食後に歩くだけ!「ゆるウォーキング」
血糖値対策の王道ともいえるのが、食後15〜30分以内に10〜20分歩くことです。
スピードは普通の速さでOK。テレビを見ながら室内で足踏みするのも効果があります。
ポイント:
- 食後30分以内がベストタイミング
- 1日合計30分程度を目安に
- 特別なウェアや道具は不要!
椅子に座ってもできる「かかと上げ運動」
イスに座ったまま、かかとを上下させるだけの簡単エクササイズです。ふくらはぎを動かすことで、血流を促進し血糖の消費をサポートします。
ポイント:
- デスクワーク中やテレビを見ながらでもOK
- 1セット20回×3セットを目安に
- 立ち仕事の人はつま先立ちも◎
「階段1フロアだけ使う」作戦
毎日エレベーターを使っている方は、1階分だけ階段を使ってみましょう。無理なく負荷がかけられ、心拍数も上がり血糖消費が期待できます。
ポイント:
- ルーティンに組み込むことで継続しやすい
- 下りよりも上りを優先すると効果的
家事をエクササイズに変える
実は「掃除・洗濯・買い物」も立派な運動です。家の中で体を動かすこと自体が、血糖値改善につながります。
ポイント:
- 拭き掃除や窓掃除など、動きが大きいものがおすすめ
- 音楽を流しながら行えば気分転換にも◎
立ち上がりスクワット(1日3分でOK)
椅子から立って座る動作をゆっくり繰り返すだけで、太ももやお尻の筋肉が鍛えられます。
スクワットは筋肉量を維持し、インスリン感受性を高めるのに非常に有効です。
ポイント:
- 腰や膝に不安がある方は深くしゃがまなくてOK
- 朝昼夜に1分ずつ、合計3分からでも効果あり
続けるコツは「無理なく」「毎日少しずつ」
大切なのは、短くても毎日続けることです。
「特別な運動」を目指すのではなく、「日常動作を運動に変える」ことを意識しましょう。
血糖値対策は習慣づけがカギになります。いきなり完璧を目指さず、できることから始めるのが成功のポイントです。
まとめ
運動が苦手な方でも、血糖値を安定させるために取り組める方法はたくさんあります。
まずは今日から「1日10分歩く」ことや「掃除を少し丁寧にする」ことでも十分な効果があります。
健康のための第一歩として、ぜひ自分に合ったエクササイズを見つけてみてください。
無理なく続けることが、将来の健康につながります。

私は通勤途中の信号待ちや駅のホームで電車待ちの間にかかと上げをやったりしてます。後はできるだけ階段を使うとか日々の生活の中に結構運動機会はありますね。
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